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前期基本計画(第3章)経済・産業分野 第二次佐久市総合計画を策定しました。 | 佐久市ホームページ

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(1)
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第1節 豊かな自然を生かした農林水産業の振興

● 平成 28 年度に佐久市の農業の目標、基本方 向などを示す佐久市農業振興ビジョンを見直 しました。

● 農業の担い手の確保・育成を図るため、新規 就農者に対する財政的な支援を行うととも に、佐久市営農支援センターによる野菜栽培 講習会、アシスタント講習会などを開催して います。

● 高原野菜の一大産地である望月長者原地区の 野菜生産をさらに発展させ、より一層の品質 向上や出荷量の増加を図るため、農業用施設 の整備を支援しました。

● 収益性の高い転作作物や「佐久古太きゅう り」のような佐久市のブランド野菜の育成を 図るため、実証栽培を行っています。

● 佐久市農業振興地域整備計画や人・農地プラ ン*に基づき、効率的な生産体制を目指して

農地の集約化を進めています。

● 農地の有効利用に向け、空き農地情報を発信 するとともに、荒廃農地*の再生・活用への

支援を行っています。

● WCS(稲発酵粗飼料)*用イネなどの新規

需要米の栽培を奨励することにより、米の生 産調整を推進しています。

● 環境保全型農業直接支払制度*などを活用

し、環境にやさしい農業を推進しています。

● 農業の担い手が減少、高齢化する中で、新規 就農者や農業後継者の確保・育成を図るとと もに、営農支援センターを中心とした支援体 制の強化を図る必要があります。

● 地域の特徴を生かした農産物のブランド化、 産地化を図るため、望月長者原地区を始めと する産地における農業用施設の整備などを支 援する必要があります。

● 農業生産の中核を担う認定農業者*の育成を

図るとともに、経営の安定化のために農地の 集積や法人化に向けた支援を行う必要があり ます。

● 高速道路の新たなインターチェンジの設置に 伴い開発需要が高まる中で、優良農地の保全 を図る必要があります。

● 荒廃農地や有害鳥獣による農作物被害が増加 していることから、対策を講じる必要があり ます。

● 農村は、食料を生産するだけではなく、佐久 市らしい魅力ある景観などの多面的な機能を 有していることから、その機能の維持・向上 を図る必要があります。

● 農業生産性の向上を図るため、水路や農道の 整備など農業基盤整備を推進しています。

● 各地域の人・農地プランに基づき、中心的な 担い手への農地の集積、 経営規模の拡大、 営農組織化など、 地域の特徴を生かした農 業経営基盤の確立を促進します。

● U・J・Iターン*などの新規就農者、 農業後

継者の確保・育成を図るほか、 就農による 定住を促進するための支援体制の充実を図り ます。

● 農地中間管理事業の活用などにより、 貸し 手・借り手間の農地の流動化を促進し、 農 地の利用集積と作物ごとの団地化・集約化を 進めます。

(1) 農業経営基盤の確立

● 農業振興地域整備計画を見直し、社会情勢に 即した農地利用のあり方を示します。

● 荒廃農地対策として、補助事業の活用などに より、荒廃農地の再生・利用を促進します。

● 農作物の有害鳥獣対策として、広域防護柵の 設置など集落ぐるみの取組を支援します。

● 水路や農道など農業基盤の整備を推進しま す。

(2) 農業生産基盤の整備と維持

● 佐久市のブランド野菜や産地の育成を図ると ともに、農業用施設の整備などを支援しま す。

● 佐久市の風土や特徴を生かした新たな作物、 栽培方法を検証し、農産物のブランド化や米 の生産調整を推進します。

(3)安全・安心な食料の供給

*人・農地プラン:地域での話合いにより、 集落や地域における農業の現状、 課題などを整理し、 地域の農業の持続可能な力強い農業構造を実現 することを目的に地域の中心となる経営体の確保、 経営体への農地の集積などについて作成した計画

*荒廃農地:現に耕作の目的に供されておらず、 耕作の放棄により荒廃し、 通常の農作業では作物の栽培が客観的に不可能となっている農地のこ と。

*WCS(稲発酵粗飼料):稲の子実が完熟する前に、子実と茎葉を一緒に密封し、 発酵させた貯蔵飼料

*環境保全型農業直接支払制度:化学肥料・化学合成農薬を原則 5 割以上低減する取組と合わせて行う、 地球温暖化防止や生物多様性保全に効果 の高い営農活動を支援する制度

92

*認定農業者:農業経営基盤強化促進法に基づく農業経営改善計画を市町村に提出し、 認定を受けた農業経営者・農業生産法人のこと。

*U・J・Iターン:Uターンは生まれ育った故郷から進学や就職を機に都会へ移住した後、再び生まれ育った故郷に移住すること。 Jターンは生 まれ育った故郷から進学や就職を機に都会へ移住した後、 故郷にほど近い地方都市に移住すること。Iターンは生まれ育った故郷から進学や就職 を機に故郷にはない要素を求めて、 故郷とは別の地域に移住すること。

93

基本計画

第 3 章 第

3 章

第3章 力強い産業を営む活力と魅力あるまちづくり

(ha) 1,400

1,200

1,000

0

H12 H17 H22 H27 1,041

1,245 1,285

1,323 耕作放棄地面積の推移

高原野菜の一大産地 望月長者原地区

実証栽培から普及を進めているカモミール栽培

農業

第一次総合計画後期基本計画の主な取組

現状と課題

第二次総合計画前期基本計画の主な取組

(3)

H7 H12 H17 H22 H27 20,000

10,000

0

9,645 9,661

8,049

6,750

4,650 80.0

60.0

40.0

20.0

0.0 農業就業人口

65歳以上人口の比率 55.7

64.1 66.9 68.2

76.0

(人)

(%)

● 酒造好適米の生産振興・利用促進を図るた め、酒造好適米の産地化と流通体制の構築を 支援します。

● トップセールスを始めとする様々な取組によ り、農産物の販路拡大・消費拡大を推進しま す。

● 加工・販売施設整備に対する支援などにより 畜産経営の安定を図るとともに、飼料用イネ や堆肥の活用などによる耕畜連携のサイクル の確立を図ります。

● 地域資源を活用した新商品開発や新事業展開 を始めとする農商工連携や 6 次産業化*への

取組を支援することにより、多様な主体間の 連携を促進します。

● 学校給食での食育*と地産地消を図るため、

市内で生産された農産物を小中学校に提供す る学校給食応援団*の活動を推進します。

● 地域での地産地消を図るため、郷土料理の普 及や飲食店などでの地元農産物の利用を促進 します。

● 都市部住民と市民の農業体験を通じた交流や 都市から農村への移住・定住を促進すること により、農村の活性化を図ります。

● 多面的機能支払制度*、中山間地等直接支払

制度*などを活用し、農村の多面的機能の維

持・向上を図る地域の取組を支援します。

(4) 活力ある農村づくり

● 環境保全型農業直接支払制度や有機農業への 取組を推進するとともに、GAP(農業生産 工程管理)*の導入を促進します。

*6 次産業化:農山村活性化のため、 地域の第 1 次産業とこれに関連する第 2 次・第 3 次産業(加工・販売など)に係る事業の融合により地域ビ ジネスの展開と新たな業態の創出に取り組むこと。

*食育:様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる力を育むこと。

*学校給食応援団:佐久市の地産地消推進と子ども達への地元食材に対する食育を推進することを目的とし、 地元農家から農作物が直接、学校給食 に提供される体制づくりのため、地区ごとに設立された組織

*多面的機能支払制度:水路の泥上げなど、 農業・農村の有する多面的機能の維持・発揮を図るため、地域の共同活動を支援する制度

*中山間地等直接支払制度:中山間地域などの生産条件が不利な地域で、 5 年以上農業を続けることを約束した農業者に交付金を交付する制度

*GAP(農業生産工程管理):農業生産活動を行う上で必要な関係法令などの内容に則して定められる点検項目に沿って、 農業生産活動の各工程 の正確な実施、 記録、 点検と評価を行うことによる持続的な改善活動のこと。

94 95

基本計画

第 3 章 第

3 章

第3章 力強い産業を営む活力と魅力あるまちづくり

市場でのトップセールス

児童と学校給食応援団の交流 農業就業人口(販売農家)と高齢化率の推移

施策目標

3.01

現状値(H28)

3.11

目標値(H33)

(市民アンケートによる満足度指数)

資料:農林水産省「農林業センサス」

(千万円) 1,200

1,000

0

H15 H16 H17 H18 H26 1,172 1,165

1,085 1,077

1,037

(4)

● 国や県と連携し、森林整備を促進するととも に、林業事業体などの経営体制の強化を図っ ています。

● 区の要望などにより、県に対し保安林の指定 を申請する中で、治山・治水事業を推進して います。

● 「佐久市公共建築物・公共土木工事等におけ る木材利用促進方針」を策定し、地元産材な どの活用を推進するとともに、望月保育所な どでは、地元産材を用いて施設を整備しまし た。

● 春日の森、平尾の森(森林セラピー*基地)

などでは、森林の持つ多面的な機能を活用 し、交流人口創出に向けた取組を進めていま す。

● 木質バイオマス熱利用設備導入事業補助金を 拡充し、これまでのペレットストーブ*、木

質バイオマスボイラーの設置に要する経費に 加え、木質バイオマス燃料製造設備の設置に 要する経費についても対象としました。

● 森林は、市域の約 62 パーセントを占め、治 山、治水、水源のかん養、国土や自然環境の 保全などの公益的機能を果たしています。

● 森林は、木材生産や観光資源としての経済的 機能、保健休養機能、自然体験学習などの教 育機能などの多面的機能を持つ貴重な資源で あることから、林業の振興と森林の保全を図 る必要があります。

● 木材価格の低迷が続き、森林整備や担い手の 確保が進んでいないことから、効率的な森林 整備を促進するとともに、林業事業体などの 経営体制の強化を図る必要があります。

● 区などの要望による治山・治水事業の実施に ついて、森林所有者、区などと協議する中で 保安林への指定を行い、事業化を促進する必 要があります。

● 森林病害虫の被害(松枯れ)について、被害 面積は拡大していることから、被害拡大防止 のため、被害先端地などでの伐倒、くん蒸処 理などの対策の必要があります。

● 林業事業体などの経営体制の強化を図り、林 業従事者の育成・確保、就業環境の向上など を促進します。

● 地元産材であるカラマツ材などの公共施設・ 住宅などへの積極的な活用を促進します。

● ペレットストーブの普及を促進することによ り、端材などの有効活用に努めます。

● シイタケ、シメジなど林産物の産地化や、栽 培技術向上のための技術普及に努めるととも に、販路の拡大を促進します。

(1) 林業経営基盤の確立

● 保安林改良事業の活用や、適正な間伐・枝打 ちなどにより、針葉樹と広葉樹が適度に混交 した多様な森林づくりを推進します。

● 森林病害虫、有害鳥獣などによる森林被害の 予防・防止を適切に行い、健全な森林の保全 を図ります。

● 林道の整備や森林施業の共同化・機械化を促 進し、生産性の向上・森林整備の効率化を図 ります。

(2) 林業生産基盤の整備と維持

● 治山・治水事業の計画的な導入により、災害 に強い森林の維持を図ります。

● 森林セラピーやレクレーション事業との連携 により、観光客との交流を促進するなど、交 流人口の増加を図ります。

(3) 多面的機能を発揮する森林づくり

*森林セラピー:医学的な証拠に裏付けされた森林浴効果を活用し、心身の健康維持・増進を図る取組

*ペレットストーブ:間伐材や廃材、おがくずなどを砕いて固めた「木質ペレット」を燃やすストーブ。 原料の木が二酸化炭素(CO2)を吸収して いるため、 燃やしても大気中のCO2 を増やさないとされる。

96 97

基本計画

第 3 章 第

3 章

第3章 力強い産業を営む活力と魅力あるまちづくり

間伐整備されたカラマツ林

H24 H25 H26 H27 600

400

200

0 430

520 513

179 (ha/年)

森林整備面積

現状と課題

林業

第一次総合計画後期基本計画の主な取組

第二次総合計画前期基本計画の主な取組

● 緑の教室の開催により、森林・林業の大切

さ、役割、必要性について理解を深めるとと もに、木材利用の拡大を促進します。

施策目標

2.85

現状値(H28)

2.90

目標値(H33)

(市民アンケートによる満足度指数)

(5)

● 水産試験場などと連携し、信州サーモンなど の新魚種の生産拡大を促進します。

● 地域文化の継承につながるフナの水田養殖に ついて、農業との連携を促進するとともに、 担い手の確保、持続可能な生産流通体制の構 築を図ります。

(1) 内水面漁業の振興

● 佐久鯉のブランド力の強化に向けた関係者の 意見集約を図るとともに、鯉の持つ栄養価の 高さなどの特徴を生かした機能性食品として の高付加価値化や、千曲川の清流で育つなど のイメージを生かしたブランド力の強化を促 進します。

● 市ホームページなどの多様なメディアの活用 により佐久鯉、シナノユキマス、信州サーモ ン、ニジマスなどのPRを積極的に行い、消 費拡大を図ります。

● 商業・観光業と連携した水産業の多面的な振 興を促進します。

(2) 魅力ある水産物のブランド化と発信

● 佐久鯉、シナノユキマス、信州サーモンなど

の消費拡大のため、市のホームページ、エフ エム佐久平などによる情報発信を行っていま す。

● 信州サーモンを用いた「臼田バーガー」や、 佐久鯉を用いた「鯉のかば焼き丼」、「鯉こ く」などを農業祭、銀座NAGANO*など

のイベントや学校給食で紹介し、消費拡大に 取り組んでいます。

● 地産地消推進の店などと連携し、市内で生産 される特産魚を使った料理などを提供する店 の増加を図っています。

● 市内水産業の振興を図るため、アユ釣り、ニ ジマス釣りなどのレジャーと連携した観光面 でのPRを行っています。

● 市内では、鯉のほか信州サーモンなども養殖 されていますが、これらの養殖魚についても 積極的なPRを行う必要があります。

● 佐久鯉について、若年層を始めとして消費が 減少していることから、消費者層を明確化し た上で消費拡大を図る必要があります。

● フナの水田養殖は、担い手の不足や高齢化な どの問題があり、生産が減少していることか ら、生産活動を支援する必要があります。

● 商業や観光業と連携し、水産業の多面的な振 興を促進する必要があります。

*銀座NAGANO:平成 26 年に東京銀座にオープンした長野県のアンテナショップ。 東京と信州をつなぐ首都圏情報発信拠点

98 99

基本計画

第 3 章 第

3 章

第3章 力強い産業を営む活力と魅力あるまちづくり

地域の特産である佐久鯉

水田フナの水揚げ

内水面養殖魚の出荷状況

現状と課題

水産業

第一次総合計画後期基本計画の主な取組

第二次総合計画前期基本計画の主な取組

施策目標

3.08

現状値(H28)

3.18

目標値(H33)

(市民アンケートによる満足度指数)

年次 鯉 フナ ニジマス

H22 110,000 14,000 90,000 H23 110,000 15,000 120,000 H24 99,000 12,000 96,000 H25 99,000 12,000 96,000 H26 90,000 6,000 50,000 H27 88,000 9,500 40,000

(6)

H15 H18 H21 H24 H27 230.6

222.9

235.0

215.6 213.2 250.0

240.0

230.0

220.0

210.0

0 (%)

● 中小企業者への経営支援のため、中小企業者 の資金需要に対して、迅速に対応します。

● 社会経済情勢の変化に柔軟に対応し、商店経 営の近代化を促進するため、経営者・後継者 育成事業の強化に努めます。

(1) 商業経営基盤の確立

● 商店会組織の機能強化を促進するとともに、 街おこし事業、 活性化事業を支援します。

● 商店街の魅力を高めるため、 空き店舗の解 消と環境整備を支援します。

● 空き店舗などを活用した、 起業のためのチャ レンジショップの整備を促進します。

● 電子商店街*などのインターネット商取引や電

子マネーの導入を支援します。

● 魅力的で快適な商店街を形成するため、ユニ バーサルデザイン*を導入した整備を支援しま

す。

(2) 魅力ある商店街の形成

第2節 活力と魅力があふれる商業の振興

● 商工会議所、各商工会で行う総合的な経営指 導事業に対し支援を行うとともに、経済動向 や資金需要を把握し、制度資金の改定を行い ました。

● 岩村田商店街におけるチャレンジショップの 取組や野沢、中込、 臼田地区の商店街にお ける街路灯のLED化の取組など、商店街の活 性化のための取組を支援しています。

● 佐久市中心市街地活性化基本計画*の策定に

向け、 岩村田地区活性化検討委員会を開催 して検討しました。

● 空き店舗の解消に向け、補助制度を創設し て、 活用を促進しています。

● 佐久市の商圏の吸引力は県内トップの水準に ありますが、減少傾向となっており、店舗 数・売り場面積も減少傾向が続いていること から、市内外から多くの人を呼び込むことが できる商業・サービス業の振興を図る必要が あります。

● 大型店の立地に対しては、適切な出店が行わ れるよう、関係機関と連携する必要がありま す。

● 商店経営者の人材育成や後継者不足が深刻な 課題となっていることから、経済動向を的確 に把握して、適切な支援を行う必要がありま す。

● 高齢化に伴い、買い物弱者の増加が懸念され ることから、効果的な支援について検討する 必要があります。

● 佐久市中心市街地活性化基本計画に基づき、 市民、事業者などと一体となって、にぎわい と魅力がある中心市街地の形成を図ります。

(3) 魅力ある中心市街地の形成

● サービス業の活性化のため、専門的技術を 備えた人材の育成・確保を支援します。

(5)流通・サービス業の振興

● 「健康長寿」などの地域の特徴を生かした新 たな商品開発を支援することで、魅力ある商 品のブランド化を推進します。

● 農業・観光業などと連携した新たな商品開発 とブランド化を促進します。

● 販路の拡大、積極的なPR、ネットワークの 構築に努め、集客力の向上と販売力の強化を 支援します。

(6) 魅力ある商品のブランド化と発信

● 既存商店街と地域の活性化に配慮した商業集 積を図ります。

● まちづくり 3 法*に基づき大型店出店が適切

に行われるよう、関係機関との連携強化を図 ります。

(4) 良好な商業環境の形成

*中心市街地活性化基本計画:中心市街地における都市機能の増進と経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進するため、中心市街地活性化の推進に   関する法律に基づき、市町村が策定する計画

100

*電子商店街:インターネット上での商品販売サイトを 1 つのサイトにまとめて、様々なものを販売するWebサイトのこと。

*ユニバーサルデザイン:年齢、性別などに関係なく誰でも使用することができる製品などの設計・デザイン

*まちづくり 3 法:改正都市計画法、 大規模小売店舗立地法、中心市街地活性化法の 3 つの法律の総称

101

基本計画

第 3 章 第

3 章

第3章 力強い産業を営む活力と魅力あるまちづくり

200,000

150,000

100,000

50,000

0

H11 H14 H19 H24 H26 (百万円)

124,138 130,107 120,759

95,417 102,387 1,286

1,198

1,080

791 755

1,500

1,000

500

0 (事業所) 事業所数

年間商品販売額 小売業の事業所数・年間商品販売額の推移

岩村田商店街

商業・サービス業

第一次総合計画後期基本計画の主な取組

現状と課題

施策目標

2.87

現状値(H28)

3.00

目標値(H33)

(市民アンケートによる満足度指数)

資料:経済産業省「商業統計」、「経済センサス」

商圏の吸引力係数の推移(旧佐久市)

資料:長野県「商圏調査」 ※吸引力係数:商圏の購買人口を対象自治体(旧市町 

村)の居住人口で除して算出したもの

第二次総合計画前期基本計画の主な取組

● 商店街が行う買い物弱者などに対するきめ細

(7)

25,000

20,000

15,000

10,000

5,000

0 (百人)

H23年 H24年 H25年 H26年 H27年 16,020 15,246 15,765 15,143 15,670 5,510,079 5,283,792 5,534,963 5,229,533 5,344,511

6,000,000

4,000,000

2,000,000

0 延利用者数

観光消費額 (千円)

● 観光拠点である平尾山公園、春日温泉などの 既存観光施設の整備・充実を図ります。

● 中山道などの歴史・文化遺産をネットワーク 化した観光ルートの構築を推進します。

● 観光案内標識や物産販売所の設置など、各種 観光関連施設の充実に努めます。

● 訪日外国人旅行者や日本人国内旅行者の旅行 情報収集などの利便性を向上させるため、公 共施設などにおける公衆無線 LAN*の整備を

推進します。

(2) 観光基盤の整備

(3) 観光情報の発信

第3節 地域の魅力を生かした観光の振興

● 地域の特性を生かした蓼科スカイラインを活 用した自転車レース「ヒルクライム佐久大 会」の開催などの着地型観光*を進めていま

す。

● 観光関係団体などと連携して、中山道や小海 線などを対象とした観光パンフレットなどを 作成して周遊観光を進めています。

● 市民交流ひろばを活用した熱気球係留体験を 定期的に開催するなど、新たな観光地づくり を進めています。

● 平成 27 年 3 月の北陸新幹線金沢延伸を受 け、交流人口の拡大を目指し、北陸圏に向け た各種イベントの情報発信や誘客活動を行っ ています。

● 佐久市にゆかりのある人を「ふるさと観光大 使」に委嘱し、ひとの力を活用した観光PR を行っています。

● フィルムツーリズム*の推進に向け、ロケ地

のガイドブックを映像制作関係者に配布して 誘致活動を行っています。

● アグリツーリズム*の推進に向け、農業生産

者との連携により、農産物の収穫体験などを 行っています。

● 本市の観光客数は、減少傾向が続いているこ とから、2020 年東京オリンピック・パラリ ンピック競技大会開催などの好機を活用した 誘客を推進する必要があります。

● 今後の北陸新幹線の延伸、中部横断自動車道 の開通を見据え、近隣市町村と連携した広域 観光のルート創出などにより、新たな誘客宣 伝による新規観光旅行者、リピーターの確保 に取り組む必要があります。

● 国内における訪日外国人旅行者数の増加傾向 が続いていることから、佐久市においてもイ ンバウンド*対応を検討する必要があります。

● 多様な観光旅行者のニーズに対応するため、 自然、歴史、文化、特産物などの観光資源の 魅力を高めるとともに、各分野の連携を進 め、滞在時間の延長につながる体験型観光、 着地型観光の充実を図る必要があります。

● 農林水産業や商工業との連携により、新たな 体験型観光や土産品開発を促進します。

(4) 多様な主体間の連携の促進

● 佐久バルーンフェスティバルや望月駒の里草 競馬大会などの各種イベントの充実を図ると ともに、地域が主体となったイベント運営を 促進します。

● ニューツーリズム*や地域資源である山、

川、渓谷、文化、街道、スポーツなどを複合 的に活用し、中長期的に期間滞在する体験 型・着地型観光を推進します。

● 関係機関と連携し、周辺観光地との周遊コー スの構築など、広域観光ルートの創出を図り ます。

● 中部横断自動車道の開通を見据え、佐久平ス マートインターチェンジに隣接する佐久市温 水利用型健康運動施設や佐久南インターチェ ンジに隣接する佐久南交流拠点施設などを活 用したさらなる観光交流を推進します。

● 訪日外国人旅行者数の増加傾向を踏まえ、イ ンバウンド対応ができる観光地づくりについ て検討します。

(1) 魅力ある観光地づくり

*着地型観光:旅の目的地(到着地)に所在する旅行業者が企画するパック旅行

*フィルムツーリズム:映画やテレビ番組などの舞台となったロケ地や、 原作の舞台をめぐる旅のこと。

*アグリツーリズム:農山漁村地域において自然、 文化、 人々との交流を楽しむ滞在型スタイルの観光のこと。

*インバウンド:外国人が訪れてくる旅行のこと。

102

*ニューツーリズム:旅行先での人や自然との触れ合いが重要視された新しいタイプの旅行

*公衆無線LAN:無線の LAN(Local Area Network)によってインターネット接続を提供するサービス

103

基本計画

第 3 章 第

3 章

第3章 力強い産業を営む活力と魅力あるまちづくり

● 佐久市出身の在京者や著名人などによる情報 発信、首都圏、北陸、中京圏などにおける誘 客宣伝活動や海外を視野に入れた情報発信な ど、積極的かつ効果的な観光PRに努めま す。

● 映画などの撮影場所の誘致や、撮影を支援す る民間主体の組織づくりを進め、誘客や地域 活性化に努めます。

● 市内観光施設における観光インフォメーショ ン機能の充実を図ります。

佐久市温水利用型健康運動施設

ヒルクライム佐久大会 観光地延利用者数・観光消費額の推移

観光

第一次総合計画後期基本計画の主な取組

第二次総合計画前期基本計画の主な取組

施策目標

3.03

現状値(H28)

3.15

目標値(H33)

(市民アンケートによる満足度指数)

現状と課題

(8)

H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 5,000

4,000

3,000

2,000

0 4,024

3,188 3,153

2,347

3,179 30

25

20

15

10

5

0 輸出出荷額 事業所数

23

26 25

19

22

(千万円) (事業所)

H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 300

250 0

266 293 272 257 261 (事業所数)

9,000 8,000 0

H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 (人)

8,631

8,223 8,190 8,091 8,257

2,100 1,900 0

H22年 H23年 H24年 H25年 H26年 2,022

1,929 1,931 1,951 2,082

(億円)

第4節 力強いものづくり産業の振興

● 市内の工業振興と雇用確保のため、工業用地 の取得や、生産設備の導入に対して支援して います。

● 中小企業が共同で行う新製品・新技術の開発 を支援しています。

● 関東や中京方面を中心に産業立地推進員が企 業訪問を行うとともに、高速交通網の結節点 としての優位性や災害の少なさといった地域 の特徴を生かした積極的な情報発信を行うこ とで、新たな企業誘致を実現しました。

● 商工団体などの関係機関と連携し、ものづく り支援拠点の設置に向けた検討を行っていま す。

● 佐久市健康長寿産業振興推進協議会を設立 し、地域の特徴である「健康長寿」を生かし たヘルスケア産業の振興や海外展開に向けた 検討を行っています。

● 中小企業の新市場開拓や販路拡大を促進する ため、国内外の展示会や見本市への出展に対 して支援しています。

● 製造品出荷額、事業所数、従業者数とも減少 傾向にあることから、佐久市産業振興ビジョ ンを見直し、市内工業の活性化を図る必要が あります。

● 工場などの設置や生産設備の導入、人材育成 などについて、企業が求めるニーズを的確に 把握し、必要な支援を行っていく必要があり ます。

● 市内工業の活性化に向け、企業、大学との連 携や地域間連携を促進するとともに、創業や 新事業展開、新製品・技術の研究開発などを 支援する必要があります。

● 工業用地が限られていることから、新たな工 業用地を整備する必要があります。

● 企業誘致活動については、県などの関係機関 と連携しながら、企業が求めるニーズを的確 に把握して進める必要があります。

● 商工団体など関係機関と連携し、工業振興の 具体的戦略である佐久市健康長寿産業振興ビ ジョンに基づき工業振興を図ります。

● 市内の経済・雇用を支えるものづくり企業へ の経営支援事業などの拡充を図ります。

● 新製品などの開発支援のため、関係機関や大 学などとの連携や地域間連携を促進します。

● 「健康長寿」などの地域の特徴を生かした製 品の開発や海外を視野に入れた販路の拡大を 推進します。

(1) 工業経営基盤の確立

● 高速交通網の整備など本市の優れた立地条件 などを生かし、企業が求める立地条件に対応 できる工業用地の整備を進めます。

● 市内産業の連携に向けて、産業支援機関の設 置を図ります。

(2) 工業生産基盤の整備と活用

● 本市の優れた立地条件などを広く発信し、企 業誘致を推進します。

● 企業立地を促進する新たな優遇制度を検討す るとともに、既存の優遇制度の見直しに努 め、制度の充実を図ります。

(3) 企業誘致の推進

● 異業種グループの活動を支援し、新製品など の開発、技術交流を促進します。

● 高度情報通信ネットワークを活用し、Bto B(企業間取引)*による販路の拡大、積極

的なPRなどを促進します。

● 企業と大学などの連携を促進し、技術開発、 生産基盤の強化を図ります。

● 地域の特徴である「健康長寿」を生かした産 業の確立のため、佐久市健康長寿産業振興推 進協議会において、商工団体や医療、福祉な どの関係機関の連携を図ります。

● 関係団体が実施する人材育成事業を支援しま す。

● 中小企業の人材育成を支援するため、従業員 の専門性の高い資格取得を支援します。

● 高度な技術・能力を備えた人材の育成を促進 するため、佐久高等職業訓練校の安定的な運 営を支援します。

(5) ものづくり人材の育成

● 地場製品のブランド化や、農業・観光施策な どと連携した新たなブランド品の開発を促進 します。

(4) 多様な主体間の連携の促進

104

*BtoB(企業間取引):物品の売買やサービスの提供などの企業間の商取引や企業が企業向けに行う事業のこと。

105

基本計画

第 3 章 第

3 章

第3章 力強い産業を営む活力と魅力あるまちづくり

工場における生産設備

事業所数・従業者数・製造品出荷額等の推移

工業

第一次総合計画後期基本計画の主な取組

現状と課題

第二次総合計画前期基本計画の主な取組

施策目標

2.98

現状値(H28)

3.10

目標値(H33)

(市民アンケートによる満足度指数)

資料:経済産業省「工業統計」

輸出出荷額・事業所数の推移

(9)

(倍)

パート 全体 一般 0.83 1.20 0.97 1.31 1.36 1.60 1.20 0.80 0.40 0.00 0.69 0.69 0.69 0.86 0.74 1.01 1.15

0.62 0.69 0.62

0.85

1.03

H24

H23 H25 H26 H27

● 企業誘致やU・J・Iターン施策の推進など により、雇用機会の確保を図ります。

● 佐久公共職業安定所などの関係機関と連携す るとともに、移住者などに対する無料職業紹 介(地方版ハローワーク)を行い、就職情報 の提供、相談に努めます。

● 佐久高等職業訓練校、佐久技術専門校などと 連携して高度な技術・技能を備えた人材を育 成します。

(1) 雇用機会の確保と人材育成

● 将来の技術者などの確保のために、就職支援 員による企業側への積極的な受入れの呼びか けや受入れに対する支援などにより、イン ターンシップ事業の促進を図ります。

● 関係機関との連携を図る中で、就職ガイダン スを開催し、求人情報の積極的な収集・提供 に努めます。

(2) 就労機会の確保

● 佐久シルバー人材センターとの連携などによ り、高齢者雇用の促進を図ります。

● 関係機関と連携を図り、障がい者などの雇用 の促進を図ります。

● 市外の情報サービス業者などが都市部に居住 せずに市内で遠隔地勤務(サテライトオフィ ス*、テレワーク)できる環境づくりを支

援することで、市内での就業の創出を促進し ます。

(3) 多様な担い手の就業の創出

第5節 地域を支える安定した雇用の確保

● 佐久公共職業安定所などの関係機関と連携し て、就職情報の収集・提供を行うとともに、 相談体制の充実を図っています。

● 首都圏、市内において就職ガイダンスを開催 し、求人情報の収集・発信を行っています。

● インターンシップ*事業の利用を促進すると

ともに、就職支援員が学校、企業を訪問して 就職活動を支援しています。

● 長野県や佐久シルバー人材センターなどの関 係機関・団体と連携し、障がい者、高齢者の 雇用を促進しています。

● 長野県と連携し、仕事と家庭の両立支援につ いて、企業への普及啓発を行っています。

● 勤労者の福祉向上を図るため、佐久市勤労者 互助会への加入を促進して福利厚生事業を進 めています。

● 少子化、人口減少の進行に伴い、労働力不足 が懸念されることから、新規学卒者の地元就 職の促進やU・J・Iターン施策の推進によ り、若年層を中心に労働力の確保を図る必要 があります。

● 求人と求職のニーズが一致しない雇用のミス マッチや非正規雇用の増加などの現状から、 安定した雇用の確保を進める必要がありま す。

● 関係機関や企業と連携し、女性、高齢者、障 がい者などの雇用機会の充実、雇用における 処遇や労働条件の向上、技術・知識を十分に 発揮できる就労体制の整備を促進する必要が あります。

● 豊かな暮らしを実現するため、仕事と育児な どの生活を両立できる労働環境の整備を進め ていく必要があります。

● 企業と連携し、仕事と育児などの生活を両立 できるワーク・ライフ・バランスの整った労 働環境の整備を促進します。

● 勤労者の福祉向上を図るため、佐久市勤労者 互助会への加入を促進するとともに、ニーズ に応じた勤労者福利厚生事業を推進します。

(4) 働きやすい環境づくり

*インターンシップ:学生が定められた期間、 企業の現場などで就業体験すること。

106

*サテライトオフィス:企業などが運用している本拠地から離れた場所に設けられたオフィス

*テレワーク:情報通信技術を活用した、 場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。

107

基本計画

第 3 章 第

3 章

第3章 力強い産業を営む活力と魅力あるまちづくり

就職ガイダンス

有効求人倍率(ハローワーク佐久管内)

就労・雇用

第一次総合計画後期基本計画の主な取組

現状と課題

第二次総合計画前期基本計画の主な取組

施策目標

2.67

現状値(H28)

2.80

目標値(H33)

(市民アンケートによる満足度指数)

※各年4月現在    資料:長野労働局ハローワーク佐久

(人)

0 50 100 150 200

159 41 65 83 95 42 200 52 103 88 43 19 43 6 33 94 33 10 137 137 137 25

求人 求職 専門的・技術的職業

  (求人倍率 3.88) 事務の職業(求人倍率 0.78)

販売の職業(求人倍率 2.26) サービスの職業 (求人倍率 3.85)

生産工程の職業 (求人倍率 1.17) 輸送・機械運転の職業    (求人倍率 2.26)

建設・採掘の職業 (求人倍率 7.17) 運輸・清掃・包装等の職業      (求人倍率 0.35)

その他(求人倍率 3.30) 福祉関連の職業 (求人倍率 5.48)

資料:長野労働局ハローワーク佐久 職業別新規常用求人・求職の状況(平成 28 年 11 月)

参照

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